バタークリーム
今回は豊かなバターの香りとなめらかな口溶けが美味しい「バタークリーム」の基本的な作り方3種類をご紹介します。作り方によって色や口溶けが異なるので、用途やお好みにあわせて色々とお楽しみ下さい。
〈バタークリームについて〉
バタークリームの口溶けや美味しさは、バターに加える甘さと、水分量(卵、水、ピューレ等)によって変わってきます。昔のバタークリームはバターに対して糖分が60~70%も入った甘さの強いものでしたが、今は50%程度が一般的です。また加える水分量の違いで軽さや味に違いが出てきます。
洋菓子店ではバタークリームは他の素材の味を付けて使われることが多く、プラリネやホワイトチョコレート、カスタードクリームなどと混ぜ合わせています。家庭で簡単に味付きのバタークリームを作るには、ジャムと混ぜ合わせる方法がオススメです。ジャムに少量ずつバタークリームを加えながらホイッパーで混ぜていき、分離が止まったところでできあがりです。
作ったバタークリームは冷蔵で保存し、なるべくお早めにお召し上がりください。冷凍が可能なので一度にまとめて作っておくと便利です。(※イタリアンメレンゲを使用した場合は、時間の経過によりメレンゲの泡がつぶれて食感が変わってしまいますが、ホイッパーでよく混ぜることで他のバタークリームと同様に使えます。)
〈バタークリームの基本的な作り方〉
●全卵を使用したバタークリーム
今回紹介する3種類の中で、家庭などで作るのに一番適した作り方です。スポンジを作る時と同じ要領で卵を泡立てて作ります。卵が入ることでコクがありなめらかなバタークリームに仕上がりますが、できあがりの色が黄色っぽいので、着色せずにそのまま使うのに向いています。
(材料)
(作り方)
●シロップを使用したバタークリーム
一番コストのかからないバタークリームです。バターそのものの味をしっかり感じることが出来ます。卵が入らない分日持ちがする上、色が白いので、着色したり他の味を付けるのに向いています。
(材料)
(作り方)
●イタリアンメレンゲを使用したバタークリーム
イタリアンメレンゲを加えることで、軽い食感に仕上がります。また、保型性がよいので、デコレーションに向いています。シロップで作った場合と同様、色が白いので着色したり他の味を付けるのにも向いています。
(材料)
(作り方)
〈バタークリームを使った簡単お菓子〉
【ブッセ】
(材料)
8個分