社長メッセージ

ごあいさつ

平素は中沢製品に格別のご愛顧を賜り、心から御礼申し上げます。

さて、2022年はロシアによるウクライナ侵攻を発端にした原油や天然ガスなどのエネルギー危機、小麦やトウモロコシなどの食糧相場の高騰、さらに我が国においては急激な円安進行も伴ってあらゆるモノやサービスの価格が急激に値上がりし、長らく続いていたデフレ経済下の生活環境が激変した年になりました。乳製品業界におきましても、輸入飼料価格の高騰や光熱費の上昇により酪農経営がひっ迫し、飲用乳および発酵乳製品向け乳価が異例の期中改定となりました。弊社といたしましては大変心苦しい思いでしたが製品価格の改定を実施させていただきました。

2020年から続いているコロナ禍は依然として予断を許さない状況ではありますが、徐々にWITH CORONAの生活様式が浸透し人の流れが回復してきました。昨年末からは外国人観光客の入国制限が緩和され、ようやく観光産業にも明るい光が差し込んできました。少子化による国内マーケットの縮小や慢性的な人手不足など課題も残ってはいますが、2023年は景気回復への歩みを着実に進める年になって欲しいとせつに願う次第です。今年の干支は跳躍力に優れた「うさぎ」で飛躍、向上の年になると言われております。私たち中沢乳業は時代の求めにお応えすべく省力化、軽労化に貢献できる製品を始め、美味しく高品質な乳製品開発し「食」を通して社会に貢献してまいります。

一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

2023年1月
中沢乳業株式会社
代表取締役社長
中澤 謙次