• キレイに絞るコツは?

生クリームについて

●家庭でクリスマスケーキを作る場合
→ 扱いやすいのは36%くらいの乳脂肪の「クリーム」です。デコレーションの際には少し余るくらいたっぷりのクリームを準備しておくと 作業がしやすいです(目安は直径15〜18cmの丸スポンジに対し、300ml〜400mlくらいです)。きれいにデコレーションできなかった時は、オーナメントやチョコレート、フルーツなどをつかってうまく隠しましょう。

●きれいなデコレーションをしたい!」「絶対失敗したくない!」という場合
→ 泡立てすぎてボソボソになるのを防いだり、絞ってからもきれいな状態が長持ちする、植物性脂肪や添加物を使ったクリームを使うのも1つの選択肢です。NAKAZAWAのご家庭向け製品では乳化剤・安定剤といった添加物を使用した生クリームは無いのですが、「生クリーム屋さんのカロリー1/3カットフレッシュ」は乳脂肪分25%の低脂肪でありながら、きれいにエッジが出るので、ケーキのデコレーションにおすすめのホイップクリームです。

●濃厚なお菓子を作りたい
●クリームが主役のケーキ
(ex.ショートケーキなど口に運んだ時に初めにクリームの味を感じるもの)
→ 40%以上の脂肪分の多いものがおすすめ
●口当たりをふわっとさせたり、さっぱりしたお菓子を作りたい
●味の濃いフルーツをつかうケーキ
(ex.バナナのような味の濃い、甘いフルーツをつかったもの)
→ 40%未満の脂肪分の低いものがおすすめ


クリームの使い分けは、どんな材料を組み合わせるのかで変わってくるのでいろいろ試してみましょう!


その他素材について

Q.手軽にクリスマスケーキをつくりたい!
A.市販の丸スポンジや飾りのないロールケーキを買ってきて、飾りつけだけを行っても十分手作り感のあるケーキが出来上がります。できればロールケーキの中身はシンプルなものがおすすめです。

Q.サンドしたり飾り付けに使う果物は何でもいいの?
A.もちろんお好みの果物でどうぞ。ただ、白い生クリームにはちょっと酸味のあるいちごが一番相性が良いと思います

クリームを上手に泡立てるコツ

泡立ての基本は温度をしっかりコントロールすることです。
クリームは温度に敏感なので、きれいで美味しいホイップクリームをつくるには、

  • ●冷蔵庫に入れてよく冷やしたクリームをつかいます
  • よく冷やした清潔な器具を使って、氷水を当てて泡立てます
  • 部屋の温度に気をつける(クリームは部屋の空気が入って泡立つため、クリームが冷たくても、部屋の温度が高ければ、泡立ったクリームの温度は高くなります)
  • ●泡立て終わった後も、ボールにラップをかけて氷水を当てたまま冷蔵庫に入れて冷たさを保つようにしましょう。決して室内で放置しないように!

また、温度以外にも下記に注意するときれいに仕上がります。

  • ●ステンレスのボールとホイッパーの組み合わせはお互いがこすれ合って黒いツブツブが浮いてくる場合があるのでガラスのボールがおすすめ。ハンドミキサーでボールの底をガリガリとこするのはNG
  • ●油気のない清潔な器具を使います。
  • ●ホイップは自分が最終的に使いたい固さより少しやわらかめの状態 で止めます。そして塗ったり、絞ったりする直前に、ベストな状態まで泡立てて仕上げるときれいなホイップクリームに。
  • ●ハンドミキサーを使う場合は、なるべく針が細くて本数の多い羽根のものを選んで、全体に均等に羽根が当たるようにします。

絞り袋の持ち方・絞り方のコツ

◯絞り袋の上部はクリームが入ったギリギリのところをねじり、右手でしっかり持ちます
◯左手は絞り袋の下の方を軽く添える程度で、絞る時は右手でクリームを押し出します

☆持ち方のポイント
左手は絞り袋を支えるだけ。右の写真下のように両手で握ってしまうと、中のクリームが手の熱で温まってしまい、バサつきの原因になります


口金別 絞り方のコツ

【丸口金】
デコレーションの他、シュー生地やガナッシュの絞り出しにも使われる、最もポピュラーな口金

☆絞り方のポイント

丸く絞る場合
口金が垂直になるように絞り袋を持ち、口金の位置を動かさないように絞る。適量絞ったら力をぬいて、「の」の字を書くように左下方向へ動かすと、ツノが残らず表面がきれいに仕上がる


棒状に絞る場合
口金を45度に傾け天板に押しつけないように絞ると、丸みあるきれいな棒状に仕上がる

【星口金】
丸口金と同様、デコレーションや生地の絞りに使う
切り込みの数が多いほど、華やかな印象に仕上がる。

☆絞り方のポイント

模様がきれいに出るように、押しつけないように絞る ※クリームがやわらかすぎると模様がしっかり出ず、クリームが固すぎると模様がバサついてしまうので注意!